平成19年度テーマ 「基本的な生活習慣と生活リズム」

                                                    


 近年,幼児の育ちについて,「基本的な生活習慣や態度が身に付いていない」 「他者とのかかわりが苦手である」 「自制心や耐性,規範意識が十分に育っていない」 「運動能力が低下している」などの課題が指摘されています。
 基本的な生活習慣や社会的なマナー,自制心や自立心などを育成する上で,家庭教育は重要な役割を果たします。また,子どもの学習意欲や体力の低下が,家庭における食事・睡眠などの基本的な生活習慣の乱れと相関関係があることが指摘されている中,平成18年12年22日に 「教育基本法」が改正され,『家庭教育』と『幼児期の教育』が新しく条文として盛り込まれました。『家庭教育』では「保護者が子どもの教育について第一義的責任を有すること,及び,国や地方公共団体が家庭教育支援に努めるべきこと」,『幼児期の教育』では「幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ,国や地方公共団体がその振興に努めるべきこと」が,主な内容とされています。
 柏市幼児教育研究協力員による調査活動は昭和55年より開始され,今年で28年目を迎えます。これまでに幼児をもつ保護者に対するアンケートを実施し,親の子育てに対する意識や子どもたちの育つ環境,子どもたちの生活の実態等について様々な角度から調査・分析をしてきました。
 本年度は,「教育基本法」にある『家庭教育』や『幼児期の教育』も視野におき,柏市における幼児の生活とそれを支える保護者の教育に対する考えや悩みなどの調査を行いました。調査項目を作成するにあたっては,Benesse教育研究開発センターから2006年1月に出された「第3回幼児の生活アンケート報告書(国内調査)」を参考にし,調査結果については,Benesseの調査報告との比較もまじえて分析しました。